スターフルーツの栄養と健康効果

スターフルーツの基礎知識

普段あまり見ることのできないのがスターフルーツです。スターフルーツは、カタバミ科ゴレンシ属の常緑木本で、和名では「五歛子・ごれんし」です。


スターフルーツの魅力は、まずはやはりその可愛らしい形にあると言えるでしょう。 断面にカットすると、まさに星形のフルーツとなるのがスターフルーツの大きな特徴で、誰もがその姿に微笑むと思います。


特に、スターフルーツが完熟すると皮が黄色に変わるので、姿はまさにスターそのものとなります。ただし、スターフルーツは果物としての味ではそんなに甘みが強いわけでもなく、持ち味は独特のシャキシャキとして食感と、見た目を楽しむということになるでしょう。


しかし、もうちょっと甘さが欲しいと食べ始めは思っていても、その分あっさりしているので、食べるのが止まらなくなる人も結構いるそうです。


スターフルーツは国内産と海外産のどちらも出回っていますが、国内産のスターフルーツの方が海外産よりもサイズが大きくて、甘みも強いとされています。国内産はそのかわりなかなか収穫量が確保できないようです。


原産地については諸説あるのですが、南インドなどの熱帯アジアとされており、栽培は東南アジア全域、中国南部、台湾、ブラジル、ガイアナ、トリニダード・トバゴなどのカリブ海周辺、アメリカのフロリダ、ハワイなど、基本的には熱帯から亜熱帯エリアで広く栽培されています。


日本へ来たのは18世紀末頃ということで、沖縄で栽培が始まりました。現在では、宮崎県、沖縄県、鹿児島県などで栽培されています。果実を食用にされ、生食に加えてサラダ、ピクルス、砂糖漬けなどでも使われています。